そんなに熱いファンなわけではなかったんです。
安西先生の名言は知っている、けど、最終回がどんなだったかは覚えていない。
カッコよかったのは覚えているけど、どんな試合だったのか忘れている。
ジャンプ掲載時点に読んでいたのみの、おおざっぱに「いいよねー!」程度の私でしたが。
だからこそ、欲しいけど高いしなーとちょっとためらっている平坦な熱意の人にお勧めします。
買って損なし。
私が手に入れたのは新装再編版。
全巻カバー描き下ろし!これがまた本当に素敵な表紙で。
既刊のジャンプコミックス全31巻を物語の節目ごとに巻を区切り直した全20巻。
買って損はなかったポイント
一言でいうと「こんな内容だったのか・・!」
緊迫するバスケの試合としか覚えていないなら、想像を超えて楽しめます。
高校生のとても短い期間に凝縮された試合たち。
試合の背景も中学生の頃とは雲泥の差で理解できるから、より現実味を帯びて感じられて、何より数週間や数カ月間という長さで連載されていたであろう一つの試合を一気に読むから、細かいところの感動ポイントをちゃんと拾える!
心の動きのつながりに気づきながら読むから、それぞれのキャラクターに一層の感動が生まれちゃう。
しかも、全キャラクターが本当に魅力的で、もう井上雄彦先生は天才か。
読み終わるのがもったいないなあ、って思いながら大切に読みましたよ。
読み終わってから、再び読み返すループにも入り。
読み終わった後、観に行く予定のなかった映画「THE FIRST SLAMDUNK」を観に行きましたよ。
上映開始(2022年12月)から3ヵ月以上経った時点でしたが、上映してました、さすが。
もしも映画を観る予定の方は、読んでからをおすすめします。
私は映画を観る前日まで何度も何度も読み返した状態で観たので、映画の画面を見ながら割愛されているセリフやモノローグが頭の中で自動再生され、マンガのコマが映像となって動いている感動を味わえました。最高。
大人になってるからこそ、純粋に物語を楽しめるだけでなく、小さな心に刺さる部分も増えて、こんなに感動しちゃうのかなぁ、って。
迷っていたら、買っていいと思う!
私は宝物になりました!