美容室を変えるタイミングって難しいですよね。
メニューによって複数の美容室を掛け持ちしたり、日頃から美容室を固定していない場合はフットワーク軽く変えられると思いますが。
私の場合は固定で1つに決めて通うので、変えるタイミングが生まれづらいです。長い間お世話になって美容師さんとも親しくなっていると特に。
それに、新規開拓するためのエネルギーを出すよりも妥協しちゃうかな、という面倒くさがりでもあります。
そんなもんだから、ここ4~5年はずっと同じ美容室に通ってました。
それが約3ヵ月前、ふと目にした美容室オープンのチラシを目にした時に「変えよう」と決めました。
そのチラシが特別魅力的だったわけではありません。今までも美容室のチラシや広告はたっくさん見てきてましたからね。
ただその時、「美容室か・・・」と冷ややかにチラシを一瞬だけ見て目をそらした時、「私、美容室に行くことにワクワクしていない・・!」と気がついたんです。
髪型を変える、カラーを変えるとよりきれいになれるために行く美容室、たしか昔は「たのしみ~」だったはずなんですよ。変化する緊張感と喜びの感情ですよね。
それがいつの間にか「期待とは少し違った」「でも上手く伝えられないな」「言えない~」「対応が若干雑になってきちゃった?」とか、小さな不満が積もり積もっていたんですね。
そして「期待するのはやめよう」「どんな髪型になっても、受け入れるぞ。今日はポジティブになるための練習日なんだ」と思って美容室に行ってたという。
修行か。ですよね。
とんでもない髪型にされていたわけではないんですよ!
「まあ、そう、これだよね」という75点くらい。
時々期待値を超える120点とか出たりしたら、それでも良かったのかもですが、ずっと75点だといつの間にか楽しみではなく修行になっちゃうんですね。75点って、低くないけど、高くもないからね。
その事実にふと気づいたんです!「私、美容室に行くことが修行になってる」と。
美容室を予約した時から、わくわくするあの頃に戻りたい。それが美容室を変えるきっかけです。
新規開拓する時にエネルギーはちょっと使いますが、もし美容室が修行になっていたら(いるのか)変えてみるの、いいかもしれません。
「次選んだところは120点かもしれないけど、50点かもしれない」という期待と不安はわきます。でも、これはひとつのわくわくでもありますよね。
私は変えた結果、良かったですよ。今月2回目に行ってきました。
一番変えて良かったなと思うのは、カラーの技術が進化していたところですね。
変える前に通っていたところは、最新技術を取り入れることに積極的ではなかったからだと思いますが、色の退色が早く、カラーした後の自宅でのシャンプーでも色落ちが数日続いてたんですよね。こういうもんかと思っていたんですけど。
新規開拓したところは、2か月くらいたっても退色がほぼ無し。感動。
私は1か月に1回とかマメに美容室に行くわけではないので、地毛が生えてきてもあまり違和感がないダークブラウンのカラーにしているんです。プリン状態を避けたいので。
以前はそれでも退色して明るくなっていくので、残念だなと思っていたんですが、今回はほぼダークな色味のままで願い通りに自毛とあまり違和感がなくうれしい限り!
聞いてみると、カラーをするときにトリートメントをしたり髪を保護しつつしっかり色が入るようにしてるとか。詳しくはわかりませんが、たしかに手間かけているなとは思いました。
あと、白髪ね、白髪にもちゃんと色が入るカラーを選んでくれました。
私は前髪の一部に白髪の群生地のような場所があって、あまり目立たないんですが、やや気にはしていたんです。
新規開拓したところでは、白髪染めと、ふつうのカラーリングのちょうど中間くらいのものがあると紹介してもらいました。ふつうのカラーリングほどカラーバリエーションはないのだけど、白髪もちゃんと染まるんですって。
もともとダークブラウン希望でカラーバリエーションはなくてもOKなので、その中から選んでカラーしてもらいました。
2か月たってもちゃんと白髪も染まったままでしたよ。生えてきた白髪は途中から白いんですけどね。
出会えなかった技術に出会えたり、何より美容室に行くということが「楽しいこと」に戻せたこと、良かったです。
いつのまにか妥協の嵐になってしまって、ただ続けていることが他にもあるかもなぁと思います。
何かするときの自分の気持ちを「楽しむ」方向にもっていくこと、いいかもです。