骨盤底筋のトレーニング本かなと思って手にした『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』。
著者の久嬢由起子さんは「正しい位置の骨盤」が重要で、そのための方法として肛門周りの筋肉(肛筋と呼んでいる)を鍛えましょう、と説明しています。
骨盤底筋を鍛えるメリットが骨盤を正しい位置にもどすことにもあるとわかり、読んで良かったです。
そして!いざ、この本で紹介されている鍛え方。
肛筋を鍛えるにはストレッチが良いのですって。
収縮(力を入れて縮める)と弛緩(力を抜いて緩める)を繰り返すこと。
そして肛筋の効果的なストレッチには、まず「正しく締める感覚」を身につけるべしと。肛筋が衰えている人は肛筋ではなく「おしりの筋肉」(大臀筋)を使ってしまっている可能性が…!
「正しく締める感覚」を確認する方法のひとつが、「おしりにペンを挟んで、ペンを落とさないようになってみること」なのですが、その状態でおしりを触り、硬くなっている場合は、肛筋ではなくおしりの筋肉(大臀筋)を使ってしまっているよと。
本には「正しく肛筋を締める」感覚を得るための方法と、そのためのストレッチがたくさん掲載されています。
テレビなどでも有名なのが、おしりにペンを挟んで行うストレッチですよね。
これ、やってみると難しい!
そもそもお尻の穴ってどこにあるんだっけ?
ピンポイントで意識したことなかったし!
ペンを挟んで落とさずにいるの、たいへん。
どんどん下へ傾くペンにとまどうわ〜。
テレビ番組の中で、最初はペンをうまく挟めなかった人が、数種類のストレッチを2週間(確か)ほど頑張った結果、確かにヒップアップしてお腹が引っ込んでいた・・!なので、おそらく骨盤が正しい位置に修正されつつ、全身に効果が現れた証ではないかと。
その番組を見ていたこともあり、少しずつでも継続していこうと思っています。
ただ、おしりにペンを挟むシチュエーションを作り出すのがなかなかね、大変かも。絶対人に見られちゃいけない気がするし。
紹介されているストレッチは、ペンを挟まないで行うものもたくさんあります。むしろそっちの方がたくさん。今まで目にしたことがあるような動作もありますが、本では肛筋を締める説明が加えられているので、一味違った気持ちで取り組めます。
目次はこちら。
骨盤底筋を肛門周りの筋肉から攻めて、骨盤を正しいポジションにおいて、美しい姿勢と血液循環の良い体、そして痩せる効果も期待したいところです!