GWのまとまった休日に第2回「片づけ祭り」を行いました。
近藤麻理恵(以下、こんまりさん)の『人生がときめく片づけの魔法』を読んで、初めて片づけ祭りを決行したのが5,6年前。
その時は約10日間かかりました。処分する洋服、書類、小物、思い出の品などが40リットルのゴミ袋に約20袋。本も200冊くらい処分。
『人生がときめく片づけの魔法』を読むまでは、片づけてもしばらくたつと、床や机は物であふれてくる部屋でした。それが、「ときめきの片づけ」後は本当にリバウンドせずに生活できるようになって、片づけ祭りの威力に感動。
驚くべきことは、部屋が片づいたままであること以外に、
・生活習慣を自然に整え始めた(早寝早起きなど)
・思いがけない人との出会いが増えた
・良い習慣を自然に身につけられるようになった
ということが1~2年かけてジワジワと始まり、自分の生活そのものが改善の方向に流れ出したことです。
「ああ、こんまりさんの言うとおり、片づけることがゴールではなくて、片づけた後の自分の生活が本当にときめくようになるんだ」と実感することが多々。
すごいよ、こんまりさん!
すごいよ、ときめきの片づけ!
と、私はこんまりさんの本に出会えて本当に良かったと思っています。
床やベッドが物で埋まるような状態とは無縁になって、それなりに満足して生活していました。
が、今年になってふと「第1回の時にとっておいた物で、あれから一度も触れていない、使っていないものが、ある!」と気づき始めまして。
「しかも、それらは今ときめく気がしない。」
これは片づけまつり第2回決行だなと、決心。
こんまりさんの片づけの順番は
服→本→書類→小物→思い出の品
となっています。
第1回片づけ祭りを決行してからも、時々洋服や本は片づけ祭りを実行していました。
収納からあふれないようにちょこちょこ手入れをしていたおかげで、服と本はバッタバタと「ときめく」「ときめかない」が判断できて、1日のうちにすばやく完了。(第1回目は3日はかかった!)
今回は「小物」。ここで苦戦です。
自分の「もったいない」という気持ちにぶち当たり、気持ちよく手放せない(処分できない)自分がいるんです。
思えば第1回目は、約30数年分の物があふれていたので、はっきり「ときめく度0%」と断定できるものがたっくさん出てきました。それらを片づけるだけでだいぶ物が処分されたのです。
今、残っている物たちは、未使用のきれいな状態のものなど、「これを使いこなせば素敵」「使うために買った」というものが多数存在。
でも、第1回目の片づけまつりから5,6年間未使用のまま・・・。
もう、これは処分決定なんですよ。
心の中ではわかっている。
むしろとっとと処分したい。
なのに「もったいない」と思ってしまうのでためらう。
この葛藤、はじめて。
ああ、これこそが「片づけ祭り」の醍醐味かと。自分を見つめるチャンスなんですねと。
自分の心を見つめて「もったいない」気持ちを掘り下げて、片づけ成功にもっていきました!
※※※※※※
あくまでも「片づけ祭り」においての私の気持ちの整理です。
物を大切にする、物を無駄にしない「もったいない」という感覚は大切な心であることは間違いないことです。※※※※※※
以下、「もったいない」気持ちにカタをつけていった私の自問自答を記しておきたいと思います。
次回、第3回を決行するときのために、
また今処分したいのに「もったいない」気持ちと葛藤している方のささやかな手助けになることを願って。
【なぜ「もったいない」と思うのか?】
「損をした」と思いたくないから。
「無駄遣いをした」と思いたくないから。
「使わない物を買った自分」になりたくないから。
そこにある限り、いつか使えば
「得をした」「自分の判断は正しかった」と思えるから。
【でも、ずーっと使っていない。と、いうことは・・・】
もう既に「損をしてる」
もう既に「無駄遣いをした」
もう既に「使わない物を買ってしまった自分です」
【しかも、「いつか使う」と思う物の存在は・・・】
そこにあるだけで、
「使わなきゃ、いつかちゃんと活用しなきゃ」
という強力プレッシャーをかけてくる負の財産。
【と、いうことは・・・】
「使って、使って、使って、使って。」と
使う気も機会もおこらない物から発せられる圧力に、
視界に入る度に
「使うよ。いつか。きっと使うから。」
と反応し続けている事実。
存在するだけで無言の圧力を24時間365日発信し続けているこれらの物たちを、旅立たせてもいいんじゃないか。
そのプレッシャーが消えたら、絶対、
気分がいい(シンプル)。
無意識に疲弊している自分の精神コンディションを最優先にしていこうじゃないか。
リラクゼーションのために
ゆっくりお風呂に入ったり、
マッサージに行ったり、
買い物やランチしたり、
ストレッチしたり運動したり、
何もしない時間を作ったり、
それらをするよりも何よりも、
プレッシャー軍団を旅立たせることの方がよっぽど精神衛生上素晴らしいことのような気がしてきた・・!
と、ここまで考えなければ処分できないくらい「もったいない」と葛藤しました。
改めて、心の底から
物を買う、もらう、その瞬間の判断を研ぎ澄ませていこうと思います。
手元を離れていった物たちへ感謝!
私のそばで満足感や充実感や幸福感をたくさん感じさせてくれてありがとう。大好きだったよ。
現在実感している
部屋の「空間」を眺めるだけで幸せ感を感じるという事実。すごい。
こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』、お勧めです!